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前回紹介しましたジャンクPC「ツクモ Aero Stream Quad QB31J-8100Y」ですが、
とりあえずWindows10をインストールして最低限動く状態になりました。
今回はこのPCを常用できるレベルにするべく改良をしていきます。

現状のスペック
購入時の構成では動作しなかったため、一部パーツを交換し以下の構成にしてあります。
Windows10をインストールし、最低限使用できる状態になっています。
CPU | Intel Core 2 Quad Q9300 2.5GHz |
GPU | ATI/RADEON HD 5670 玄人志向 RH5670-E512HD/AC 512MB |
CPU Cooler | Intel リテール |
MEM | CENTURY DDR2-667 2GB×2 |
Storage | SAMSUNG 2.5 inch128GB SSD |
Optical Drive | Lite-on DVDスーパーマルチドライブ DH-16A6S |
Power Supply | Power Man IP-S450CQ2-0 |
改良内容
SSDのためOSの立ち上がりやデータの読み書きはストレスなく軽快です。
しかしメモリ4GBでは不足気味なので増設し8GBにします。
あと常用をするためにはUSB3.0が必須なので、拡張ボードを使いUSB3.0化を図ります。
USB3.0の導入の流れ
USB3.0拡張ボードを使用する
玄人志向 USB3.0RA-P2H2-PCIE
PCIE×1スロットに挿すだけでUSB3.0が増設できる非常に便利な増設ボードです。

これを使えば古いPCを簡単にUSB3.0を増設できる、と思っていましたがここで悲しいお知らせ。
マザーボードのPCIE×1スロットの配置が悪く、2スロット占有のグラボを使用していると干渉してしまします。これはにはかなり困りました。

PCIE×1 to PCI変換ボードで無理やりUSB3.0化を図る
上記のような干渉問題でPCIE×1スロットが使用できない場合、PCI変換ボードを使いPCI接続で増設します。この場合ボードのスループットはPCIバスの帯域に制限されてしまいますが、仕方ありません。
今回用意した変換ボードは、玄人志向のPCIEX1-PCIになります。

下の写真のように、USB3.0増設ボードと変換ボードをドッキングさせて、PCIスロットに接続します。
これでグラボと干渉せずUSB3.0増設ボードを取付完了です。
PCIE接続より速度は落ちますが、それでもUSB2.0よりは早いはずです、多分。
フロントパネルにもUSB3.0を増設する
このUSB3.0増設ボードはフロントパネルにもUSB3.0を増設できるので非常に便利です。
家に転がっていた、「アイネックス USB3.0フロントパネル HDD変換マウンタ付 PF-003」を接続して、フロントにもUSB3.0を2ポート増設します。やっぱりフロントにあると便利ですよね!
以上でUSB3.0化は完了です!
USB3.0の速度を計測してみた
それでは転送速度を計測していきます。
使用する機器はUSB3.0接続の外付けSSD、測定するソフトはCrystalDiskMarkになります。
サブPCで計測した際はシーケンシャルリードで432MB/sでしたが、今回の環境ではどれくらい出るでしょうか?

結果は115MB/sで、うーん…と言った感じの速度です。PCI接続のため1/4位の速度しか出ません。
しかしUSB2.0と比較して3倍ほど速度が出ているので、かなり快適になりました。
ちなみにUSB2.0ポートでの速度は下の写真の通り。

メモリの増設
古い構成のPCとはいえWindows10を快適に動かすにはメモリ4GBでは厳しいため、8GBに増設したいと思います。ずっと家で眠っていたDDR2-800の2GB×2枚を増設し無事に8GB認識されました。
最終的なスペック
CPU | Intel Core 2 Quad Q9300 2.5GHz |
GPU | ATI/RADEON HD 5670 玄人志向 RH5670-E512HD/AC 512MB |
CPU Cooler | Intel リテール |
MEM | CENTURY DDR2-667 2GB×2 Team DDR2-800 2GB×2 計8GB |
Storage | SAMSUNG 2.5 inch128GB SSD |
Optical Drive | Lite-on DVDスーパーマルチドライブ DH-16A6S |
Power Supply | Power Man IP-S450CQ2-0 |
USB | USB3.0 |
最終的なスペックは上記のようになりました。
SSDでサクサク快適な上、メモリ8GBでWindows10の動作も問題なく、USB3.0も使えるようになったため事務用途としては困らないレベルになりました。
また、古いながらもHD5670搭載のグラボを積んでいるため、YoutubeのフルHD動画の再生や軽いゲームは設定を落とせば動きそうです。
3,300円のジャンクPCのベンチマーク結果
最後に簡単ですがベンチ結果を掲載します。
Cinebench R15
Core2 Quad Q9300ですのでまあ、こんなもんですよね。

ドラクエベンチ
最高品質、フルHD、フルスクリーンでスコア3893の普通判定
設定を落とせばもう少し快適になるかもですが、このPCで本格的にゲームをするのは厳しそうです。
FFベンチは割愛します。

今回でこのPCの改造はひとまず終わりです。
グラボを変えたりすることがあればまた記事にしたいと思います。
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